《2024年4月》新島学園短期大学コミュニティ子ども学科で積木の授業
今年も高崎市の保育短大、新島学園短期大学と育英短期大学でおもちゃの授業をさせていただきました。今回は新島の授業の様子をブログにしました。
世界が作り上がるまで時間の大切さを感じましたので、画像の下にその時の時刻を添えてみました。
目次
- 学校での積木体験
- MOMOプレイスペースで組立クーゲルバーン体験
【学校での積木体験】
2024年4月30日、新島短期大学、渡辺先生のゼミで積木の授業を90分させていただきました。何にもないところから発想して積木で世界を作る。子どもが作って遊ぶ感覚を知ることが私の授業の目的です。
この日の学生さんは3人でした。積木で遊べるのでしょうか。積木と積木用カーペットで環境を作ります。学生さんと積木の環境に委ねます。ドキドキ。
準備
- 積木:フレーベル積木を中心に組み合わせやすい積木を数種用意。
- 作りたいを目覚めさせる素材、色、かたちを用意。アイテムが主張しすぎない想像を促す物。
- 積み木用カーペット:積木が積みやすく、崩れても床に当たる音が気にならない。安心して積める崩せる床材環境。カーペットは絵を描くときの画用紙のような役目となります。この上に気持ちを集中できます。
積木と学生さんの積木で作る時間の準備ができました!
積木で街ができるまで
「なに作ろう。。」から世界ができるまで。
初めのうち、学生さんは戸惑っていました。「なに作ろう。。」提案しました。「小人さんに世界を作ってあげましょう。」
気になる積み木を出して、並べて。置いて。積んでみて。
小人さんの世界が、少しできてきて。
ひとりひとり。それぞれに作り出し始めました。あれっ。始めて10分を過ぎた頃、いろいろでき始めました!
お家の中ができました
小人さんのお家ができました。
積木で作ったダイニングテーブル・輝くシステムキッチン・ソファにテレビ、ベットにシャワー!
壁もできました。壁には窓もあります。
三角屋根のおうちができました
初めのうちはお家の屋根は平でした。公園のトイレみたいだな。「本当は三角の屋根にしたいな。」向かいの学生さんが「こうしてみたら?」と屋根の『三角』を積み木で提案してくれました。
積んでみると!
黄色い煙突、三角お屋根のお花畑のあるお家ができました。
公園ができました
ベンチには子ども・鉄棒・滑り台!中央には、輝く水であふれた噴水があります。
公園の隣には動物園もできました。
作ったものがつながり街ができました
それぞれ自分の好きなように作った場所を道でつなげました。
ひとりひとりで作った世界がつながりひとつになり小人が暮らす街ができました!
▽動画23秒
積木体験ありがとうございました。
少人数でつくる良さに気づく
人数が少なくて心配でしたが、ひとりひとりがゆっくり自分の発想で作れました。多人数も良いけれど、この日のようにゆったりな時間も良いものだと思いました。家庭で子どもがひとりで遊ぶように。
良い光景、授業でした。
時間を残す
片付ける前に、みんな写真を撮りました。渡辺先生も学生さんの目線になって撮っていました。
このメンバー、この時間、この街づくり。二度とない時間です。写真を撮って残こすことが簡単な時代だから撮らなきゃです。
学生時代は先生が日々様々な体験をさせてくれます。学生さんは携帯電話に沢山の写真を詰めて卒業するのでしょうね。
イマジネーション&クリエイティブ&時間
0の時“何を作ろう”の心の中で発想の時間が大切で必要。子どもの積木遊びには、なんにもないだけれど積木の場所と、そこで遊ぶ時間を用意してあげることの大切さをまた思いました。
それと、実際の私たちの街も、今日の積木と似ていると思いました。ひとりひとりが作った暮らしがつながってできているのだな。と。
【みんなで組立遊び atMOMOプレイスペース】
4月23日、渡辺先生のゼミの授業でMOMO館内でおもちゃを見ていただきました。そしてビー玉の道づくりを体験しました。
使用しているおもちゃは組立クーゲルバーンというおもちゃです。ビー玉が流れる道を組み立てて、終点まで流すという組立・完成・失敗・成功のはっきりしている遊びです。
みんなで試行錯誤。
できました!
組立クーゲルバーンはどうしたら?こうしたら?意見、行動、実験できます。コミュニケーションや達成感をみなさんに感じてもらえたようでした。
ありがとうございました。
2024年4月の新島学園短期大学の渡辺先生のゼミ授業の様子2回のブログでした。新島学園の学生の皆さんありがとうございました。学生さんに遊んでもらうことでその度に新しい気づきがたくさんあります。学生さんが先生の授業で多くの体験をして未来のお仕事に生かすように、私もこれからのおもちゃと遊びにこの日の発見を生かしていきたいと思います。渡辺先生、積木の授業の機会をありがとうございました。
MOMO 店長