《MOMOスペシャルアドバイザー》ありがとう!こらからもよろしく!
MOMOにはスペシャルなアドバイザーがいます。現在93才の私の母です。おばあちゃんです。小学校の先生と養護学校の先生をしていた母はいろいろなアドバイスをしてくれるMOMOのスペシャルアドバイザーです。
突然の始まり
私ごとですが、只今、母(MOMOスペシャルアドバイザー)と私は介護生活中です。季節はすっかり変わってしまいましたが、昨年の冬に突然、新しい気持ちと生活が始まりました。
昨年11月、母が真夜中に左大腿骨骨折
私は朝、いつものように隣の母の家に行き「行ってきます。」と声をかけました。部屋がいつもと違う空気。母が部屋の布団の上で仰向けになり動けずに私を呼んでいました。左足大腿骨骨折。救急車で病院に、1ヶ月以上入院しました。
病院でのお医者様と看護師さんのご指導、母の一生懸命のリハビリで、杖をついてどうにか歩ける様になって2022年の年の瀬に家に帰ってきました。
その日から母と私(店長)は今までと違う気持ちと(介護?)生活が始まりました。
がんばったね。ありがとう!
2023年のお正月休みに厄除けにと夫婦で桐生の貴船神社に初詣に行きました。
そして桐生の「リップル洋品店」さんに行けました。母にあの靴下を買えました。
「おばあちゃん、歩ける様になって帰ってきてくれてありがとう!」靴下をプレゼントできました。
去年の母の日に伊香保の「やまのは」さんでリップル洋品店さんの靴下を買って母にプレゼントしました。母はこの靴下の履き心地が大好きです。骨折後は肌が敏感な様でこの靴下ばかり履いていました。そこで母にもう一足プレゼントしたかったのです。
※「やまのは」さんではこちらの靴下の販売現在お休み中。私の靴下のように気持ちに良いモノに出会えるお店です。
喜んでくれました
おばあちゃんは靴下を受け取ると靴下のメーカーの字をきちんと読んでいました。
素材についてもしっかり読みます。
手触りも確認します。
おばあちゃんは、あのお気に入りの靴下が1足増えてとても喜んでくれました。
今とこれから
暮らしでリハビリ
おばあちゃんは毎朝起きるとベットの上で足の体操をしています。朝起きる時に声が出なくならないように歌を歌います。(「赤い靴を履いた女の子」が多い) 新聞を読みます。見るテレビを用紙に書き出して計画的にテレビを見ます。
料理、洗濯、掃除。庭を見る、散歩をする。庭で咲く花を部屋に飾る。朝から夜まで、暮らしがリハビリと言って思う様に動かない身体を使う努力をしています。ゆっくりですが今までの暮らしに近づいています。
初めてのモノ選び
赤ちゃんが産まれて、まず衣類を用意するように私は身に着ける物、靴下を買ってあげたくなりました。入院退院の頃は衣類を買うことが多かったです。退院後の今は家での暮らしでのサポートの製品が必要になってきています。ちょうど赤ちゃんにベビーカーやおもちゃを買うようになるのと似ていると思います。
歩行のために、補聴のために、睡眠のために。私にとっては新しいモノの世界です。皆が迎える身体の機能の衰えの為のモノの世界があるんだ!技術の進歩、プロダクトデザインがこの業界に生かされ始めている!と、楽しく検討しています。
雲をつかむような知らない分野のモノ探しで私は気づきました。初めて赤ちゃんのおもちゃを選ぶ方の気持ちと、私やお店の店員さんがお客様に説明することの大切さを感じています。
ありがとう、これからも
お医者様にお礼を言った時に言われました。「おばあちゃんが歩ける様になったのは、今までのおばあちゃんの日々の努力があったからですよ。身体の健康の為の食事、運動、骨を鍛えていたから骨が応えてくれたのですよ。」
100年の人生の大切な最初の方と大切な後ろの方を教えてくれるおばあちゃんです。
最初の方の知恵や感覚、身体の基礎を育むことがこんなに長くつながっていきます。おばあちゃん、これからもMOMOスペシャルアドバイザーをお願いします。
怪我をしない方が良かったけれど、気づかなかったことに沢山気づくことが出来ています。家族の関係や状態、気持ち。今とこれからを見つめ直し始めています。
出来事を受け止めて、栄養にして、がんばりましょう。おばあちゃん、皆様、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
MOMO店長