《能動的な子どもの遊び4種類》日常のおもちゃセレクトポイント
子どもは毎日遊んでいます。家の中で、外で、どこでも・どんなものでも遊びになりますね。
おもちゃは子どもの遊びの道具。
毎日の、日常の「いつものおもちゃ」、どんな風に選びましょう?
「いつもの遊び」日常のおもちゃセレクトポイント by TOYS&GIFT MOMO
おもちゃ、沢山買う必要はありません。大切なのは「遊びの種類」のバランスです。
そのおもちゃがどのような種類の遊びの道具なのか知ることで、今子どもに必要な遊びの道具を大人が選ぶことができます。
子どもにとって遊びは仕事!毎日たっぷり遊ぶ子どもたちのために、「いつもの遊び」のおもちゃ選び方のポイントをお伝えします。
1.「能動的な遊び」or「受動的な遊び」
まず、「遊び」は大きく分けると2種類になります。
「能動的な遊び」と「受動的な遊び」です。
- 能動的(active):自分が動くことで何か作用すること
- 受動的(passive):受け身であること
能動的な遊びは遊ぶ人が主役、「自分で」行動します。受動的な遊びは誰かが作ったものを受け取ります。
例えば、絵を描くことや公園に行くことは能動的な遊び、映画を観ることやテーマパークに行くことは受動的な遊びです。
自分で考え、何かを作ったり歌ったり描くこと(能動的な遊び)も、楽しい・すごい・かっこいいものを見て感動すること(受動的な遊び)も、どちらも大切です。
おもちゃは遊びの道具なので、おもちゃにもこの「能動性を引き出す遊びの道具」と「受動性を促す遊びの道具」の2種類があります。
見分けるポイントは、遊ぶ子どもが「主」なのか、おもちゃ(物)が「主」なのかです。今あるおもちゃ、能動的・受動的、どちらの種類の遊びや遊びの道具が多いでしょうか?
いつもの遊びの中に2種類の遊びをバランスよく取り入れましょう。
2.「能動性を引き出すおもちゃ」
2020年春から公立小学校の学習指導要領の理念が新しく変わります。これまでの先生が一方的に教える授業から、“子ども自身の主体的・対話的で深い学び”を目指し、子どもの主体性を促す理念「アクティブラーニング」に変わります。
「アクティブラーニング」の「アクティブ」は「能動性」のこと。「能動的」(アクティブ)なことが大切な理由は「自分で」動く・考えるからです。公立の小学校でも自分で考え、行動する人間を育むことを目的とする教育が始まります。
「能動性を引き出すおもちゃ」は、まさに、子どもが「自分で」感覚・身体・思考を動かしたくなる遊びの道具です。遊びを通して子どもの「自分で」を引き出します。
「能動性を引き出すおもちゃ」は子どもが遊んでくれるのを待っています。なので、一見地味です。そのため、いつものおもちゃの中に少なくなりがちです。
焼肉で「お肉ばっかり食べてないで野菜も食べてね」という言葉が出るように。優劣ではなく、バランスが大切です。
いつもの遊び道具の中に、「能動性を引き出すおもちゃ」が少ないな、という方はぜひ「能動性を引き出すおもちゃ」もいつもの遊びの仲間に入れてあげて下さい。
-能動的な遊び4つの種類-
赤ちゃんから8才頃までの子どもの能動的な遊びは主にこの4種類。
- 〈0才-〉身体を動かす遊び
- 〈1才-〉つくる遊び
- 〈1才-〉【社会的な遊び】ごっこ遊び
- 〈2才-〉【社会的な遊び】ルールのある遊び
※「遊び」は一生続きます。大人になっても遊びます、よね?MOMOは子どものための遊びの道具屋なので「子どもの能動的」な遊びを紹介しています。
《「いつもの遊び」おもちゃ選びポイント》
「いつもの遊び」のおもちゃ選びポイントは2つ、まとめました。
▶︎【ポイント1】:おもちゃでの遊びは能動的な遊びですか?受動的な遊びですか?子どもが「自分で」遊ぶ、能動的な遊びの道具もバランスよく取り入れてみて下さい。
▶︎【ポイント2】「能動性を引き出す遊び」は4種類。4種類から満遍なく選んでみて下さい。
例:「ごっこ遊び」の道具が沢山あるけれど、「つくる遊び」はあまりないな、など、いつもの遊びと違う種類の遊びも取り入れてみてください。
《MOMOのおもちゃ「能動的な遊び4種類」分類》
MOMOでは「能動性を引き出すおもちゃ」を取り扱っています。MOMOオンラインショップ上で、MOMOで取り扱っているおもちゃを能動的な遊びの4つの種類に振り分けました。
「能動的な遊び」4種類の特徴と、それぞれのおもちゃ、「いつものおもちゃ選び」の参考にしてみて下さい。
※おもちゃによって、遊びの種類が複数に渡るおもちゃもあります。(例:「身体を動かす遊び」の道具でもあり、「つくる遊び」の道具でもある、など)
・〈0才-〉身体を動かす遊び
「身体を動かす遊び」のおもちゃ:運動機能の可能性を拡げ促進する遊びの道具
MOMO取扱い「身体を動かす遊び」のおもちゃ対象年齢:0才-6才
赤ちゃんは聴いたり、見たり、舐めたり「感覚」を使っています。感覚を使うことも運動です。
子どもが身体を動かしたくなるおもちゃがあることで、「運動」を促進します。
→【MOMOオンラインショップ】「身体を動かす遊び」の道具一覧
・〈1才-〉つくる遊び
「つくる遊び」のおもちゃ:素材と親しみ、観察・実験し、形作る(組み立て、構成)ことを促す遊びの道具
MOMO取扱い「つくる遊び」のおもちゃ対象年齢:0才-8才
「つくる遊び」のおもちゃは「素材」=シンプル。子どもが遊ぶまで何でもありません。ですが、じっくり観察して、何度も試して、繰り返すことができます。
子どもが「素材」を「何か」に変える、その過程が「つくる遊び」です。
→【MOMOオンラインショップ】「つくる遊び」の道具一覧
◎「つくる遊び」についてはこちらの特集もどうぞ。
・〈1才-〉【社会的な遊び】ごっこ遊び(模倣)
「ごっこ遊び」のおもちゃ:大人のまねを通して自分の生きる社会を学ぶ遊びの道具
MOMO取扱い「つくる遊び」のおもちゃ対象年齢:0才-5才
子どもは大人の真似をして遊びます。
家での様子、街で見たこと、お医者さん・お店やさん、車の運転などなど。
なので、ごっこ遊びのおなじみ「ままごと遊び」だけでなく、ドールハウス、汽車レール(道路、車)遊び、電車ごっこ、積木で街の景色を作って遊ぶことも「ごっこ遊び」です。
嬉しいことはもっと嬉しく、悲しいことも自分なりに、遊びの中で「演じる」ことで体験を消化します。
◎積木遊びに小さな人形や家、動物などの「配置玩具」を加えることで、積木遊び(つくる遊び)にごっこ遊びも加わります。
→【MOMOオンラインショップ】「ごっこ遊び」の道具一覧
・〈2才-〉【社会的な遊び】ルールのある遊び(グループ)
「ルールのある遊び」のおもちゃ:自分以外の複数の他者とのコミュニケーションを通して「社会」を体験する遊びの道具
MOMO取扱い「ルールのある遊び」のおもちゃ対象年齢:2才-大人
私たちが生きている社会にはルールがあります。
「ルールのある遊び」は、順番・決まり・勝敗など、他人との関わり(社会)の中で自分や他者がどのように振る舞うか、を体験することが出来ます。
大人が子どもに勝敗をこだわらせすぎたり、ルールを必要以上に押し付けることは「遊び」ではなくなってしまいますので、気をつけましょう。
→【MOMOオンラインショップ】「ルールのある遊び」の道具一覧
「いつもの遊び」日常のおもちゃ選び
「遊び」やおもちゃには色々な種類があります。今楽しい!おもちゃは子どもにもすぐにわかるけれど、広く長い視野で見る必要な遊び道具は大人が真剣に選ぶことが大切です。
室内でも心と頭がアクティブになる遊びの道具を、日常のいつもの遊びにぜひ取り入れてみて下さいね。
オンラインでのおもちゃ選びのお手伝いも承ります。
離れていても、オンラインでおもちゃ選びのお手伝い致します。遠隔おもちゃカウンセリング「オンラインおもちゃ屋さん」もぜひご利用ください。
→お申し込みはこちらから:【MOMOオンラインショップ】オンラインおもちゃ屋さん
《参考文献・著者》
〈「遊びの4つの分類」について〉
『おもちゃと遊び-良い玩具の手引書』著者:「子供の遊びと玩具」審議会(ドイツ) 訳者:遊びと玩具研究会 発行:山梨県立美術館
ドイツの「子供の遊びと玩具審議会」は「良いおもちゃ・よく遊んで欲しいおもちゃ」に「Spielgut」マークを発行、認定している会です。私たちが取り扱っているおもちゃの多くにこの「Spielgut」マークが付いています。
※『おもちゃと遊び-良い玩具の手引書』関係者様へ:お読み頂いた方にはお判りいただけると思いますが、4つの種類の紹介について本書内の呼称と全く同じ言葉は使っていません。今・これから、子育てをする人に届けたいと思い、単語を変更し書きました。もしこの分類の使用や変更に問題がありましたらご連絡ください。速やかに修正します。
〈「遊びの種類」について〉
『アクティブ・ラーニングプロジェクト法』著者:辻井正 出版社:オクターブ
辻井正さんの書籍に加え、これまでのおもちゃ屋での経験と日々の学びを通して考えたものです。
【著者】
茂木成美(MOMOプロデューサー):1988年生まれ。早稲田大学第二文学部表現・芸術専修卒。桑沢デザイン研究所中退。社会教育主事任用資格取得。ワタリウム美術館主催のイタリア・レッジョ・エミリア幼児教育ツアーに参加。
【協力】もぎしづこ(MOMO店長)
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TOYS&GIFT MOMO
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