【“まなび”は“まね”から】健やかな成長を願うお節句に、大人の社会のまね遊び「ごっこ遊び」の道具を。
もうすぐ桃の節句おひな祭りですね。なので今日はお人形・ドールハウス、ままごと道具などの「ごっこ遊び」のお話しです。
桃の節句にお人形を贈るのはどうして?
初節句には雛人形を飾りますね。女の子に人形を贈る風習は平安時代からだそうです。
平安時代、女児を災いから守る風習が、当時の貴族の子どものままごと遊び「ひいな遊び」と結びつき、遊びのための人形を贈る習慣が「雛人形」となったそう。
何百年も前の平安時代にも、女の子がお人形で遊び、お人形とままごと遊びをしたのですね。
今は飾るための雛人形が一般的ですが、その頃のお人形は、現在のような段飾りではなかったそうです。
「現代の雛人形のセットの形になったのは昭和の高度経済成長の時代の百貨店から。雛人形のルーツは貴族の子ども達の人形遊びや、3月3日がひなまつりの日となった江戸時代頃には子どもだけでなく大人も含めた女性のための行事だった。」
時代で変わるひな人形 素材にスワロフスキーも : NIKKEI STYLE 2019/2/9
雛人形の始まりは「ひいな遊び」=ままごと遊びだったのですね。
すごいです!平安の時代の人も子どもは遊ぶことで育つことを大切に考えていたのです。
「ごっこ遊び」は「はじめての社会」
平安時代のひいなあそびは、現代でも、ままごと、ドールハウスなどの「ごっこ遊び」として、変わらずあります。
お料理、勉強、結婚、お母さん、お父さん、お姫様やお医者さん、大工さん、様々なお仕事。子どもは、想像力で、自分を何にでも変えて遊びます。それがごっこ遊びです。
お人形やぬいぐるみのお母さんになって、
ご飯を作って食べさせ。
お母さんのように、お料理を作り。
ドールハウスでは、自分も小さなお人形になった気持ちで、お家での家族の生活を表現し楽しんでいます。
今回は桃の節句がきっかけのブログですが、もちろん男の子もです。
ごっこ遊びは、子どもが想像力、体験、記憶を発揮して遊ぶ、大人の社会のまね遊びです。はじめての社会を自分なりに表現する遊びです。また大人には、ままごと遊びの様子で子どもがどのように暮らしや社会を見ているかがわかります。
平安時代に人形遊びを贈った理由も、人形遊びやままごとが、心健やかに育つための遊びとして必要だと考えたからではないでしょうか。
「まなび」は「まね」から。
学び(まなび)の語源は「まね」だと言われています。上手な人の方法を見て、真似して習得するのは大人でもよくあることと思います。
まねを繰り返して、新しいことを学んでいくのです。
子どもがひとりでごっこ遊びを長い時間する時、兄弟と一緒に友達と一緒に、ごっこ遊びを長い時間している時。無駄な時間ではないのです。自分で知っている社会を真似して表現する子どもにとって意味のある時間なのです。
道具が子どもの「まなび」を誘う
子どもの遊びのために丁寧に作られた「道具」、お人形やままごと道具は、子どもの心を静かに刺激します。想像遊びが始まります。説明書なんて必要ありません。
例えば…
・お世話心を促す
お人形があることでお世話したい心が生まれます。まるでお母さんのように、優しくお人形を寝かせつけ。
お人形はすやすやねむります。
・想像力を促す
何にも入っていない、小さな器があることで、今日のご飯にしようかと想像遊びが生まれます。
温かいお茶、白いご飯。一緒に食べる家族の会話まで、道具を手にした小さな子どもは想像を巡らし遊びます。
人形遊びやままごと遊びなどのごっこ遊びは、自分の心を表現する、充実させる、子どもの成長の時間に大切な遊びです。大人の社会のごっこをして、愛情表現、言葉、役割分担など、少しずつ少しずつまなび、社会の一員になっていきます。
《そのほかのごっこ遊び例》
お人形やおままごとの他にも、こんなおもちゃも「ごっこ遊び」の道具です。
・お医者さんセット
・レジスター
・汽車レール遊び
・はたらく乗り物
桃の節句の機会に、お人形・ドールハウス、ままごと遊びなど、ごっこ遊びとごっこ遊びの道具のお話しさせていただきました。
お子さんの健やかな成長を願う節目の機会に、成長とともに長く愛用できる遊びの道具をぜひご検討ください。
▽【MOMOオンラインショップ】ままごと・ごっこ遊び/ドールハウス
お店で、オンラインショップで、お待ちしています。
写真・文:momo もぎしづこ
編集:茂木成美
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