2017-09-07
「こどもたちの描く姿から知ること」8/20(日)『としくらえみ ぬらし絵と手仕事教室』子どもクラス
8/20(日)「としくらえみ ぬらし絵と手仕事教室」 子どもクラス
今回で5回目のとしくらえみさんの「ぬらし絵と手仕事教室」。
第5回は、夏休み!遠く関西から夏の旅で来てくれたお子さんもいました。
夏休みを待っての初めてのお子さんが多い日でした。
たった3色の色をこどもたちは
どんな色にするのでしょう。
どんなかたちを楽しむのでしょう。
8月のこどもクラスの様子です。
次回9/24(日):《参加者募集中》◎2017.4-2018.3◎としくらえみ『ぬらし絵教室』
《ぬらし絵》虹の歌を歌ってはじまります。
としくらえみさんが、「虹」の歌を歌います。
金のお皿から色をもらう歌。
こどものこころには色は金のお皿に入っています。
そして、こどもたちは
自分に配られた目の前の色もお皿も歌のイメージと重なり金のお皿の色のよう。
いつもの絵の具の色と違うような気持ちで、
色を筆につけ、画用紙に色を置き始めます。
自分の思うように。
「お皿の上では色を混ぜません。
色をお皿からもらったら、画用紙に置きましょう。
お皿の上では色は混ぜません。画用紙の上で色を混ぜましょう。
新しい色を使うときは水で筆を洗って拭いてから、筆に違う色をつけましょう。」
という、えみさんの1回だけのお話を、こどもはよく聞いています。
お皿の三色は、最後まで綺麗な三色のまま残ります。
初めてのこどもも、
画用紙上で自分で生む、色やかたちを楽しみます。
自分の思うように、色を置いてみます。
色を混ぜて新しい色を作って見ます。
3才のお子さんの参加から知る、幅広い年齢で楽しめるねらし絵の素晴らしさ!
今回の講座では、お子様の参加募集年齢を、
6才以上または一人で筆を持って描けるお子様とさせていただいています(講師の人数や会場の特性上の理由です)。
6才以下の方はご相談ください、とお願いさせてもらっています。
8月クラスに、3才さん(もうすぐ4才)のご参加希望がありました。
私はえみさんに相談しました。
すると、
「お兄ちゃんが私のぬらし絵の教室に通ってくれていました。弟さんも見ていたからきっと大丈夫ですよ。
momoさん、多くのお子さんにぬらし絵を体験してもらいましょうよ。」
とアドバイスしてくれました。
8月になりました。
遠く関西からお母さんががお兄ちゃんと3才の弟さんを連れて群馬県のmomoまで来てくれました!
こどもを学ばせたい気持ちと、学ばせる努力、そしてそれを楽しむお母様、
エルデの庭に3人が入って来た姿にまず感動!
3才のかわいい小さなお子さん。ちょこんと座りました。
テーブルが高くて画用紙を上から見ることができません。
画用紙がよく見えるように、膝を立てましょうとえみさんがアドバイス。
きちんと膝を立てて描きました。
特別な個人指導はしません。いえいえ、一番初めくらいに色をどんどん出して描きだしました。
勢い良く気持ちよさそうに。
こどもから、いろいろなことを気づく、知らなかったことを教えてもらえます。
色とこどもがこころでお話しする静かな時間
3才の男の子のお隣はお兄ちゃん。
絵に何かイメージを持っているようでした。
向かい側には同じ青色のTシャツを着たの兄弟。
カーブを描くお兄ちゃん。
「僕は、やらないよ。」と会場に入って来た弟くんも、のびのびと。
弟くんは直線。
3才から8才までのこどもたちが、エルデに12人。
色とお話しをする、しーんとした静かな時間。
こどもがこんなに同じ空間にいて、静かに集中するこの時間。
私は、としくらえみさんに今までに無いすごいことを体験させてもらっていると感じています。
課題も、提案もなく
こどもたちが自分で、思うように、自由に画用紙に表現する。
「これを描きましょう」という決められた対象物が無いことの面白さを感じます。
絵を描いた結果の評価ではなくて、
こどもが自分ひとりで、思い・考え・変えていく「過程」をぬらし絵で見ています。
大人も、人との関わりで日々心が変化します。
他人の違う意見、違う色。
人の心の色を自分の色と混ぜて、きれいな色にできるといいな。
(もし、きれいでない色、例えば黒や茶色にするには、ものすごいパワーが必要なことも感じました)
画用紙の上の色で、こころのバランスを取る。取るようになれるようになる。
という、えみさんのお話や保育の時間で「ぬらし絵」を取り入れる目的が少しわかるようになりました。
絵の道具の片付けもこどもは自分たちでいたしますよ。
あれあれ?
一番の年下くんが、全部のテーブルをせっせと拭いてくれました。
こどものことや、自分のこと、ぬらし絵のこと。
いろいろ気づく、ぬらし絵はいい時間です。
《手仕事》初めての針仕事?「いもむしのストラップ」づくり。
手仕事は「いもむしのストラップ」作りです。
気持ちの良いところに住んでいる羊の毛で作られたフェルトを使った手仕事です。
「小さくカットしてあるのはフェルトです。
このフェルトは何で、できているでしょう?」
「羊の毛なんですよ。」と。
こどもたちも、びっくり、喜んでいました。
好きな色のフェルトでいもむしを作りましょう。
自分で針で、さして作ります。
3才の男の子、もしかして初めての針仕事?
「この羊さんは、毛が固いな〜」なんて、羊の想像をして楽しい会話になりました。
できました!
素敵な色合い!
帽子もかぶっているんだよね。
いもむしの色は、ひとりひとりきちんと自分の好きな色で作っていました。
大人が手伝うことなく、
みんな自分でいもむしストラップを作りました。
こどもたちは、なんだか前から友達だったみたいに、お話しし合って楽しい時間を過ごしていました。
ご参加ありがとうございました。
えみさんがつくる特別な空間、ご参加をお待ちしています。
としくらえみさんのぬらし絵と手仕事教室は残り5回となりました。
えみさんがつくる特別な空間時間が
ぬらし絵や自分を心地良く出逢わせてくれます。
お子さんのご参加はもちろん、
体験に、学びに、
大人クラス、
先生や保育士さん看護婦さんなど、こどもに近いお仕事の大人の方、
子育て中の方、お孫さんとのための楽しみにもおすすめです。
ご参加のご連絡をお待ちしています。
これまでの教室の様子:「としくらえみ ぬらし絵と手仕事教室」記事一覧
《参加者募集中》次回9月24日(日) 「としくらえみ ぬらし絵と手仕事教室」
・子どもクラス:定員いっぱいになりました。
・大人クラス:参加者募集中
◎お申し込み方法
・ご来店
・お電話:027−362−3508 (MOMO 11:00-18:00 火曜・第3水曜定休)
・メール:info〔アットマーク〕momotoys.jp
メールでのご予約の際は下記をご記入いただきご連絡ください。
ご予約は返信をもってご予約完了となります。
3営業日以内に返信のない際は、お手数ですがMOMOまでお電話でご連絡ください。
件名:「としくらえみぬらし絵教室予約」
本文:
・参加クラス:子ども/大人
・参加日程:
・お名前
・(子どものみ)年齢・性別:
・(子どものみ)保護者の方のお名前:
・ご連絡先お電話番号:
・筆の貸し出し希望:あり/なし
詳細はこちらをご覧ください。
としくらえみさんが絵を担当された絵本「ちいさな天使のものがたり」が全国販売になりました。
講師のとしくらえみさんが絵を担当された絵本「ちいさな天使のものがたり」。
長崎の薬屋さんが紡いだ物語にとしくらえみさんが絵を描きました。
自費出版で販売された絵本は静かな感動を呼び、7月1日、全国販売になりました。
としくらえみさんの背景画が美しいサイトでご紹介されています。
えみさんのインタビューも掲載されています。ぜひご覧ください。
写真・文:MOMO 店長 もぎしづこ
※としくらえみさんのお話、こどもとの会話を基に私なりに理解して書いています。
どうぞご了承ください。
編集:茂木成美
お問い合わせはこちら
心をそだてるおもちゃMOMO
〒370-0074 群馬県高崎市下小鳥町463-1
OPEN 11:00-18:00 CLOSE 火曜・第三水曜日
TeL&Fax 027-362-3508
Mail: info[アットマーク]momotoys.jp
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