2017-08-07
「変わる色を、変わるかたちを、楽しめる!」7/23(日)『としくらえみ ぬらし絵と手仕事教室』子どもクラス 大人クラス
7/23(日)「としくらえみ ぬらし絵と手仕事教室」 子どもクラス
今回で4回目のとしくらえみさんの「ぬらし絵と手仕事教室」。
第4回は、初めて参加のお子さんが多い回でした。
4月、5月、6月の回があっという間に満席になり、
長い期間この日を待っていてくれたり、夏休みになってたら行けるのを待ってくれていたこども達です。
エルデの庭に咲いた「アナベルの花」を飾り、ぬらし絵の時間が始まりました。
7月にエルデの「ぬらし絵と手仕事教室」で
今日は、どんな様子が見られるのかな。
こどもたちの、色とお話しする時間の はじまり、はじまり〜。
《ぬらし絵》色をもらってはじまります。
お母さん、お父さん、おばあさまと離れ、
こどもは、
ひとりでエルデに入って、
ひとりで持ち物とお道具を準備します。
ひとりが初めてでも大丈夫。
部屋でお迎えしてくれるのは、としくらえみさんですから。
えみさんの言葉がけで、こどものこころのドアが開きます。
えみさんが、赤・青・黄の色を配ります。
えみさんがお話ししました。
お皿の中で色は混ぜません。
他の色を使うときは、
筆を洗って、タオルで拭いて、新しい色を筆につけましょう。
そして、画用紙に色を好きなようにのせましょう。
それから、えみさんが、『虹の歌』を歌いました。
筆が、色が、画用紙の上で。
それぞれのこどもの目の前の画用紙の上で、
こどものこころの中で、ぬらし絵が始まりました。
おもいっきり自由に楽しめる(Uちゃん・5才)
Uちゃんは3回目のぬらし絵です。
みんなはまだ白い画用紙を見ていますが、誰よりも早く、画用紙に色を走らせました。
赤も青も。
楽しそう!
そして、
自分で自分の好きなように、思うように
筆を走らせます。
目の前の小さな画用紙の世界ですが、
こどもが自分で決める。自分で出す。
そして喜ぶ、感じる。
全部、自分でしています。
小さな、目の前で繰り広げるぬらし絵の世界を見ていると
ぬらし絵は、人の生き方、人生につながるような気がします。
こどものこころのバランスを画用紙の上で。
という、初回の4月の時のとしくらえみさんのお話をこどもの描く姿で感じ見るようになりました。
初めてのぬらし絵で(T君・8才)
前に座っているUちゃんが、気持ちよく描いている様子に刺激されたのでしょうか、
それとも、もともと、絵の具が大好きなのでしょうか。
初めてのぬらし絵参加のT君(8才)。
端から端に!
筆を走らせました。
えみさんに渡すときも、
絵の中の色をじっと見ていました。
みんな色!色!色!
初めてのぬらし絵をみんなが楽しみました。
変わるのが怖くない
こどもたちは、大人に言われています。
きちんと。まっすぐ。同じように。早く。と。
ぬらし絵は、それがどれもできません。
濡れた画用紙。
太い筆。
たったの三色。
でも、ぬらし絵には自由がいっぱいあります。
どうに描いても良いんです。
画用紙の上では『きちんと』できません。
色が動き出すからです。
こどもたちは
色もかたちも『変わる』のが、『変える』のが怖くないのです。
こどもたちの絵が変わるのを見てください。
上記の写真の絵は、
時間が経つと下記の写真のようにこどもが自分で変えています。
何色もの美しい色とかたち。
色の出会いがつながります。
Sちゃん・6才が、画用紙の上で、紫色と出会いました。
綺麗な紫色を広げます。
右の花を描いている子は、青だった花びらが
紫色になりました。
なるほど。
なるほど。
虹を描く二人
左上の虹は、時間が経つと。
さらに、時間が経つと。
驚かされる微妙なトーンの色の虹となりました。
7月のとしくらえみさんのぬらし絵の時間に、
こどもたちは、画用紙の上で
色の自由を楽しみました。
*
美しい海の色、空に浮かぶ白い雲、夕焼け、に感動するように
私は毎月こどもたちの描く絵に感動しています。
描くことが好きな子。慣れている子。ということではなさそうです。
申し込みの時に、クレヨンは使ったことがあるのですが大丈夫ですか?と度々尋ねられるからです。
初めてのぬらし絵でも、こども自身の隠れていた力を発揮しているのです。
それは、空間、空気、環境をとしくらえみさんが用意しているからなのです。
《手仕事》ミツロウ粘土 小さな庭づくり
田舎のおばあちゃんの家に来たみたいに
みんなの心が、きゅっうと寄り添って
宝石みたいなミツロウ粘土のお話に目を輝かせました。
この小さな石の上に粘土を貼って自分の庭を作りましょう。
木もつけることができますよ。
みんな、職人さんみたい!
できました。
あれっ?!
君がいるね。
カエルもいる。
まあ!池には魚。
木には、たくさん実がなっています。
見せてくれてありがとうございました。
ミツロウ粘土、楽しかったね。
「こころの開放」大人クラス
7月の大人クラスは森を描きました。
今日の青は今まで使ったことのない青「プルシアンブルー」。
黄色と混ざった時に、いつもと違う青緑。
今回は、MOMOのスタッフ三田さんが参加しました。
生き生きと楽しそうに描いていました。
三田さんは「私は絵が苦手です。」といつも言っていますが、
「楽しかった〜!私こんなに素敵に気持ちよく描けました!ぬらし絵って、こういうことなんですね。」と。
お店に戻るともう一人のスタッフ鈴木さんが、
「三田さんが、ぬらし絵の後、元気になって帰って来ました。」と言っていました。
こどもも、大人も。新しい自分に出会う/新しい自分を知る「ぬらし絵」
白い画用紙の上で、色を出して
色と色が混ざり合い、美しい色が生まれる。
濡れた画用紙が
色を動かし自分では作らない様な、かたちが生まれる。
仕上がりを楽しむ絵ではなくて
終わるまでの時間を楽しむ「ぬらし絵」。
この画用紙の上では自由です。
「こころの開放と集中ができました。」と、大人の方の感想をたくさんいただいています。
こどものためもありますが、
大人の自分自身のためにも、おすすめな「ぬらし絵」です。
こどもも、大人も
新しい自分に出会う
新しい自分を知る
変える勇気
変わってもいい自分をもつ
画用紙の上くらいのことですが
この勇気が、気持ちが、
普通の生活、自分の生き方のエネルギーの使い方に繋がっていくような気がします。
「ぬらし絵」をご家庭や、保育の場で。
「お子さんと楽しめるように」の為でもあり、自分の為でもある、大人の方の参加も募集中です。
としくらえみさんと、momo店長がお待ちしております。
お気軽にお電話またはメールでお問い合わせください。
*
今回は、長いブログになってしまいました。
お読みいただきましてありがとうございました。
写真・文:MOMO 店長 もぎしづこ
※としくらえみさんのお話、こどもとの会話を基に私なりに理解して書いています。
どうぞご了承ください。
編集:茂木成美
次回、8月20日(日) こどもクラス・大人クラス参加者募集中です。
<8月の手仕事>
・こどもクラス:ミノムシのストラップ
・大人クラスは:フェルトモザイク
どんな手仕事でしょう?一緒に楽しみましょう。
ご参加の連絡をお待ちしております。
としくらえみさんが絵を担当された絵本「ちいさな天使のものがたり」が全国販売になりました。
講師のとしくらえみさんが絵を担当された絵本「ちいさな天使のものがたり」。
長崎の薬屋さんが紡いだ物語にとしくらえみさんが絵を描きました。
自費出版で販売された絵本は静かな感動を呼び、7月1日、全国販売になりました。
としくらえみさんの背景画が美しいサイトでご紹介されています。
えみさんのインタビューも掲載されています。ぜひご覧ください。
お問い合わせはこちら
心をそだてるおもちゃMOMO
〒370-0074 群馬県高崎市下小鳥町463-1
OPEN 11:00-18:00 CLOSE 火曜・第三水曜日
TeL&Fax 027-362-3508
Mail: info[アットマーク]momotoys.jp
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