2017-06-07
5/28(日)『としくらえみ ぬらし絵と手仕事教室』それぞれの色と表現
5/28(日)「としくらえみ ぬらし絵と手仕事教室」
緑が輝く気持ちの良い5月の日々の中、
momoエルデに東京からとしくらえみさんが「こんにちは〜」っとやってきて
それから、こども達がやってきて
みんなで絵を描きました。
午後には、大人がやってきて。
今、あちらこちらで咲いている
薔薇の花を描きました。
5月28日日曜日、2回目の開講となりました、「としくらえみ ぬらし絵と手仕事教室」の様子のお話です。
子どもクラス
今回のぬらし絵は、初めてのこどもと
前回参加していて、今日が2回目のこどもが一緒に集まりました。
4才から10才までの幅広い年齢のこどもたちの教室となりました。
としくらえみさんが、一人一人に、赤・青・黄色の色を配り
「色のお皿に違う色を使うときは筆を洗ってから次の新しい色を使いましょう。
お皿の中で色を混ぜません。」とお話しました。
どの子も最後まで、お皿の色はそれぞれのきれいな色で終わりました。
経験も年齢も様々な、今日のこども達の色とお話する時間の様子です。
色と仲良しになる時間がかからないこどもたち
5才の Oちゃん
誰よりも早く、一番初めに白い画用紙に色をのせました。
「きれいだよ。」「緑ができたよ。」
4才のMちゃん
ダイナミックに色を出していました。
「できたよ。」って
見せてくれました。
上の写真の青が「できた」の時には、光った緑になっています。
5才のSちゃん
画用紙の上で色が輝いています。
終わった後お話してくれました。「自分ひとりでやった。」と。
どの子も同じ三色の色をお皿にもらって入れたのに。
色の出し方が、違います。
5才のSちゃん
きれいな色は
数え切れないほど生まれましたね。
6才のRちゃん
色をじっくり眺めています。
小学生のじっくり描く姿が美しい
小学生の参加も多く、夢中に描いていました。
かたちも
色も
それぞれの自分の色を画用紙の上に出していました。
同じ三色を配っていると思えないような、パステル色。
色んな年齢の子供たちが一緒に描く時間で生まれるそれぞれの色
4才5才のお子さんから「できました。」と、片付けが始まり
自分一人で、絵の具・水・水入れのお片づけをしました。
小学生は、まだまだ、じっくり時間をかけて描いていました。
絵は、家に持ち帰れるようにテラスで乾かしましょう。
2回目のこの日も、
こどもたちが思い思いに、色とお話する時間と空間となりました。
画用紙の上で虹を描くこどもが多いです。
えみさんは、虹を描きましょうとは言っていません。
虹の歌から始まったから?
物語を聞いた後なら、どんな絵を描くの?
こころを色で出すことがこどもにはできるのかな?
など、私の中で、様々な思いが膨らみます。
色を画用紙に出す勇気は低年齢の子が刺激してくれて
色の持つかたちや動きは小学生が刺激してくれたように感じました。
異年齢で描くこのような機会は
刺激し合ったり、ひとりの世界の子がいたり、面白いと感じました。
手仕事「羊毛で作る蝶々」
今日、出会ったばかりと思えないようなくつろぎ感が微笑ましい。
「こうやってね。手に石鹸つけて泡出して。」ぺしゃぺしゃぺしゃ!
机の上で石鹸で!こどもたちには、なんて刺激的なことでしょう!
みんな、身を乗り出して聞いています。見ています。
*
羊毛で作った蝶々ができました。
窓辺にみんなが作った、蝶々がひらひらと飛んでいます。
蝶々が今、飛んだばかりというのに、あっという間の時間でした。
ご父兄の方のお迎えの時間です。
絵と羊毛の蝶々を持って、こどもたちは帰りました。
大人クラス
私の一生の中でとしくらえみさんに、
このように繰り返し、ぬらし絵を体験させていただくことはもうないと思います。
ぬらし絵をみなさんに体験していただこうと思い企画した教室ですが、
私自身に、とても貴重な学びの1年、大切な時間となっていることに気づきました。
私も大人クラスの参加者のひとりです。感想を入れながら様子を書かせていただきます。
えみさんの説明だけでもう癒される大人です。
午後1時半。
「こんにちは。」ふわっと大人クラスの参加者がエルデにやって来ました。
みんなそれぞれの席が決まった頃に「こちらのテーブルに集まって♪」と、えみさん。
えみさんのテーブルの周りに集まりました。
ほとんど初めての私たちに
色と画用紙と私たちが仲良くできる方法をえみさんは知っているようでした。
えみさんの画用紙の上の植物の物語に吸い込まれてお話を聞きました。
画用紙の中で雨が降り、葉が茂り。
えみさんのお話が終わると、
Kさんが「このお話だけで、もう、癒されました。」って言いました。
きっとみんなが、そう思いました。
静かな時間の中で、あっというまにテーブル一面が薔薇の花。
癒されたお話の波長のまま私たちは席に着き、
白い画用紙を色であたたかくすることから始めました。
私も、夢中で描くうちに、ふと顔を上げると
テーブル一面に色が咲いていました。
静かに描く時が流れました。
「こころと色を画用紙の上で重ねる」それぞれの表現。
人のひとりひとりの人生や、美しさを比べることができないように
全く同じ三色をお皿にもらっただけなのに
ひとりひとりが、みんな違う自分の薔薇の花。
それぞれだから、唯一だから、美しい。
描かれた絵と、人の人生までもが、私には重なって感じられました。
誰かに見せるためではなく、
自分がこうに描いてみたいと、
色を画用紙に置く、
こころと色を画用紙の上で重ねる、
描く時間の意味を感じました。
大人クラスの羊毛の蝶々作り
大人クラスでも、こどもたちと同じ蝶々を作りました。
「蝶々の羽はどの色にしようかしら。」って
色を選ぶ時の気持ちは、こどもたちと同じ。
手にするだけでも楽しい。ふわふわの羊毛。
好きな色の蝶々を作って、飾りました。
としくらえみさんとお茶の時間
終わりに、20分くらいですが、参加者と皆さんとえみさんとで、お茶の時間を持てました。
えみさんと、お茶で一息お話の時間。
ぬらし絵のこと、手仕事のこと、こどものことを話す時間。
すぐに答えは出ないけれど、「一瞬一瞬の特別の時間」が、これからの人生の栄養になると思います。
思い出すと、旅をしていたように
ほわっとした気持ちになる、
5月の「としくらえみ ぬらし絵と手仕事教室」の様子のお話でした。
次回「としくらえみ ぬらし絵と手仕事教室」は「6月25日(日)」です。
こどもクラス:6月クラスは満席にです。キャンセル待ちを受付中です。※7月クラスは若干名募集中です。
大人クラス:参加者募集中です。
6月の大人のクラスでは、また、最後に少しですがお茶の時間を持ちたいと思います。
大人のクラスの参加者は6人ほど、毎回アットホームな雰囲気です。
ほとんどの方が初めてのぬらし絵体験です。
大人の方が体験することで、こころを色で表現する「ぬらし絵」が広がるといいなと願っています。
4月の様子
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写真・文 MOMO 店長 もぎしづこ
編集 茂木成美
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