2016-03-24
すくすく育つ。MOMO倉庫・事務所誕生!⑪ 『エルデ』の中で
2016年2月中旬に思高建設さんの建設工事を終了し、私たちは建物を受け渡されました。
建物に『エルデ』という名前を私たちは名付けました。
今日は『エルデ』の『中』のお話しです。
エルデの中で
予算の節約のため、できることは、私たちですることにしたエルデの作業は続きます。
木の床やテーブル、木で出来ているところにワックスを塗りました。
大工さんから受け渡されたエルデの床は、なにも塗っていません。木、そのままです。
シミや、汚れから守るために、これから先長い間の使用のために、木に油分を入れます。
『アルドボス』亜麻仁油です。
いい香りです。
白い色の床は、木のいいにおいで好きですが、亜麻仁油を塗りましょう。
『エルデ』完成直前のお話しです。
白木の床に『亜麻仁油』を塗りました。
亜麻仁油は、サラサラでした。油なのに、水や醤油、酒、くらいの液体感でした。
とても、塗りやすいワックスです。
布に亜麻仁油を付け、ぞうきんがけのように亜麻仁油を床を拭くように入れていきます。
白い色の木の床もまた好きですが。
亜麻仁油を塗った後は、しっとりの床になりました。
茶が濃くなった、床もまた落ち着きます。
まだまだ色々な人の手で成長中の『エルデ』です。
話しが前後しますが、
設計の石川先生がいろいろと考えて “あるもの” で工夫してくれています。
外壁の地球色の木のあまりの木は、キッチンの上の天上に付けました。
外壁との繋がりを感じられて、うれしいです。
先生は、棚を自ら作ってくれたり、
この日は、階段に手すりを付けてくださいました。(かわいい手すりは、次回にご紹介します)
エルデの周りに植物を植えることを考え、
社長が、前橋のジヴルさんと話しています。
『エルデ』の足下に、緑があるとうれしいいです。
どんな、植物が植えられるのでしょう。楽しみです。
あの、『エルデ』の『地球色』を塗った、石川恒夫先生の生徒さん達が来てくれました。
学生さんのひとりから聞きました。
車を運転して交差点にエルデが見えたとき「やった!」と思ったそうです。
建築を学んでいる学生さん。
これから、素晴らしい建物をいっぱい見て、感じて、人と出会って。
風土、季節の意味を知り、自分の生活を建物を作る仕事に生かしていくのでしょうね。
羨ましいです。
建築はすばらしいお仕事です。
だって、建物は人の一生よりも長く地球上に在りつづけるのですから。
人の想像力は、地球の未来を作るのです。
一本一本、手で塗ったあの青い木が、きちんと並んで壁になっている。
点が、線が、面をつくる。
ひとりひとりのこころの点が大きな世界を作っているのです。
様々な思いが湧き出てきます。
学生さん、本当にごくろうさまでした。ありがとうございました。
『エルデ』に集まってきてくれる人たち。
咲はじめた『花』に、『蜂』が飛んできてくれるように
『エルデ』に、大好きな人たちが飛んで来てくれます。
すもの食堂、高崎エキビレッジの金井さんや
BIOSKの櫻井さん。
「momoさん♪ こんど、BIOSKでドイツの報告会をしましょう。」ということになりました。※4/29(金)予定
東京からも、おもちゃ屋さんが
『エルデ』に、立寄って飛んで来てくれました。
エルデのお茶の時間のために買った、新しいヤカンでお湯を沸かし、
みんなでお茶とお話しを楽しみました。
いい時間。
倉庫&事務所『エルデ』は、小さいけれど、
なんだか大きなことを私たちに感じさせてくれています。
『エルデ』が、ひとりひとりの、喜びの種の場所になれたらとおもいます。
すでに、私の喜びの種の場所になっています。
次回予告
次回は、簡単に『エルデ』の中の様子の説明をさせていただきます。
つづく。
MOMO倉庫・事務所
設計:石川恒夫氏(ビオ・ハウス・ジャパン) 施工:思高建設 2015年11月〜
写真・文:もぎしづこ
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