2016-02-21
《おもちゃ屋の旅③》-ニュルンベルク国際玩具見本市2日目の巻-『世界の中での木のおもちゃ』
ニュルンベルク国際玩具見本市2日目
『シュピールバーレンメッセ』は、毎年開催される質量とも世界一を誇る玩具を中心とした専門見本市です。
世界中からバイヤーやメディアが期間中25000人も訪れるそうです。
私たちMOMOの、ニュルンベルク国際玩具見本市(シュピールバーレンメッセ)2日目です。
OSTHEIMER オストハイマー (ドイツ)
オストハイマー社は木でおもちゃを作る会社です。
オストハイマーが作る人や動物、植物のかたちは、やわらかいフォルムです。
こどもの空想を広げメルヘンの世界を楽しみます。
飾ったりお話しをしてあそびます。
オストハイマーのブースのディスプレイはとても素敵でした。
人形と布で、様々な世界が生まれています。
下の床にまでも、小さな世界が作られていました。
花の世界
小人の世界
人形と自然の木や、シルク、コットンガーゼでの様々なシーン。
私たちにとって、2日間の2日目、今日が最後のトイショー見学の日です。
今日もおもちゃメーカーさんと会えたらいいなと、会場をまわりました。
BECK ベック(ドイツ)
おもちゃの『シロフォン付き玉の塔』や『トレインカースロープ』のメーカーです。
幸運なことに、ご夫妻にごあいさつができました。
大切な子どもたちの時間に良いおもちゃを、本当にありがとうございます。
ベック社で、車の積み木を発見!
いろいろな、車を作れるおもちゃだそう♪
パズルのように楽しめます。(こちらは現在のところ商品ではないそうです。復活予定品)
NAEF ネフ(スイス)
ネフの積み木が美しくブースを彩っていました。
ネフ社の方に、MOMOで作ったネフの積み木のショップページを見てもらいました。
ネフさんが「写真がきれい!」と喜んでくださって私たちはうれしかったです。
こどもも大人も関係なく、色、直線、幾何学であそびたい、あそぶ機会を作りたいと思う方に、
ネフの積み木を知ってもらって届けたいと、おもちゃ屋は皆、思います。
“小さな子から大人の方” から、キラキラとうれしく遊んでいる感動の感想のお話しを聞いているから。
下の写真は、スイスのおもちゃ屋「シュピーレゲ」さんの店内の様子です。
スイスバーゼル『シュピーレゲ』店内
手前の体験テーブルは、フェルト張りです。こんなふうに、MOMOでもディスプレイできたらな。
手の中で遊べる美しい色とかたちです。
高価ですが、子どもが、かたちと色との対話を長い年月楽しめる積み木です。
色、手触り、かたち。どうぞそのまま、ネフ社さんのこだわりを世界に伝え作り続けてください。
日本でも、ネフを売っているおもちゃ屋さんを探して、手にとってみてください。
どうぞ、機会がありましたら買って子どもと一緒に、かたちと色で遊んでください。
NIC ニック(ドイツ)
赤ちゃんが手を使ってあそび始める時からの素晴らしいおもちゃがいっぱいのおもちゃメーカーです。
ニック社が作ってくれるおもちゃは、子どもの好奇心と行動力を育んでくれるおもちゃ達です。
『織り機イネス』の動画も見ていただき、制作したDVDもお渡しすることができました。
DISEGNO ディゼーニョ(ドイツ)
MOMOの包装紙は、ディゼーニョ社の包装紙です。
トイショーブースの中で大きなスペースで紹介していました。
いつもの包装紙が、立派に見えました!
ディゼーニョさんが私にリボンのつくり方を教えてくれました。
考えて決めた贈物を包む包装紙、中のプレゼントを『なんだろう?!』ってわくわく心を動かす包装紙の柄。
「ディゼーニョさん、いつもありがとうございます。」
Richard Sellmer Verlag セルマー(ドイツ)
12月1日から1日ずつ開ける『アドベントカレンダー』のメーカーです。
MOMOでおなじみの柄が壁に飾って紹介されていました。
「日本でも、アドベントカレンダーのおかげで、子どもたちの12月の日々が楽しい朝なのですよ。ありがとうございます。」と伝えることができました。
セルマーさんが、アドベントカレンダーの説明をしてくれました。
「静かな街の冬の景色が、1日1日と、窓を開ける度に、賑やかになっていくのですよ。」と
カレンダーを開けて説明してくれました。
TIPP-KICK ティップキック(ドイツ)
小さな人形でサッカーを楽しむ『ティップキック』!
一緒に勝負をしてもらいました。
私のチャンスです!「ゴール、するぞ〜!」
私は、ドイツ語も英語も使っていないので話せません。
でも、あそびって言葉を超えさせてくれるのだなっと感じました。
一緒に楽しませていただきました。
LARSEN ラーセン(ノルウェー)
ラーセン社は、パズルの会社です。
小さな子どもから、大人用のパズルまで、ものすごく多い種類のパズルを作っている会社です。
「あっ!この恐竜のパズル!MOMOで人気です。」
ラーセンさんが丁寧に私たちにパズルの説明をしてくれました。
「これは新作ですよ。」と教えてくれました。
「迫力のあるサファリですね。」
小学生から大人向けの計算的なパズルも人気ということです。
この、サイズのパズルの専門会社。地球上のいろいろなところで販売されているということです。
ブースの中では、商談の方がたくさんいました。
KAPLA カプラ(フランス)
ワンサイズの木の板『カプラ』のブースです。
建物がカプラで作られています。
素晴らしい『カプラの塔』接着しているのかな?
塔の足下を見てください。こういうことなのですね!おもしろい!やってみたい♪
Schleich シュライヒ(ドイツ)
シュライヒのブースに行くといつもの小さな動物が、本物のサイズになって
ブースを盛り上げていました。
大きくしても、いい作りです。
ニュルンベルク国際玩具見本市の見学の終わりは花火!
見たかったけれど行けなかった会社をいくつか残し、
私たちのニュルンベルクトイショー見学は終了しました。
終了時間6時ぎりぎり迄楽しみ会場を後にしました。
『ドーン! ドーン!』
何かが爆発したような大きな音!
「ドーン! ドーン!」花火でした。
一日目の終わりは夕焼けで。
2日目の終わり、私たちにとってトイショーの最終日は大きな花火!
ニュルンベルクトイショーの良い思い出となりました。
私のニュルンベルクトイショー(国際玩具見本市)の成果:メーカーの方のことが、好きになったこと。
世界の良いおもちゃが揃っているトイショーで
私たちが売っているものを見てきました。
この中に私たちが売っているものがあることがビックリです。
そして、全体のおもちゃのメーカーの中の良いおもちゃメーカー(個人的な意見)と輸入元が取引していること。
その、メーカーの中でも、更に、良いものをセレクトして日本に輸入していることをはっきり感じました。
人が人につながって、良いものが手渡っていることを実感しました。
私のニュルンベルクトイショーの成果は、
みなさんとても良い方で、楽しそうで、
MOMOで私が撮ったおもちゃの写真を見せると喜んでくれたり、
娘の通訳で喜ばれていることを伝えたりして、
私自身がメーカーの方のことが、好きになったことです。
それと、MOMOのお店でおもちゃを見た時に、あの人のメーカーのおもちゃだと思うと
更におもちゃに信頼を感じる様になったことです。
そして、世界中のおもちゃが集まる『ニュルンベルク国際玩具見本市』で様々な玩具を見たことで
今私が販売しているおもちゃが、どのようなものなのかを、私の中で理解することができました。
まだまだ、見学不足ではありますが。
来て良かったです。ニュルンベルクトイショー!
日本のMOMOで、このおもちゃの世界感を生かしていけたらと思います。
ご協力いただきました輸入元の皆様、営業をしてくれたスタッフ、
犬のクーちゃんと留守番をしてくれたおばあちゃんに感謝します。
そして、「絶対行った方がいいよ〜!」と何年も私を誘い、連れて行ってくれた社長に感謝します。
文:もぎしづこ
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