2015-02-15
【momoプチ講座】ままごと道具の『器』のお話
1才半を過ぎると、やり方を教えるわけでもないのにままごと遊びを始めます。
ままごとあそびってこどもにとってどのようなことなのでしょう。
ままごとあそびの中の、『ままごと道具』のことを考えてみました。
『ままごと道具』って、なんでしょう。
食生活、家事を模倣するきっかけになる『本物ではない』おもちゃです。
本物では、ちがうのです。。
本物は現実。
おもちゃのままごと道具は空想、イメージが湧き出る。
本物でないから、物語を生むのです。
この、木の器。
なにか想像が始まりませんか?
この、木の湯のみ。
なにか想像が始まりませんか?
「お茶をどうぞ。」なんて。
これが、ままごとです。
『うそっこ。』です。うそっこなら、なんでもできるのです。
想像力、空想力を小さなこどもが
自分の全ての体験を表現して演ずるのが、ままごとあそびなのです。
それには、こどもの想像が主役になるように
子どもたちの想像、空想をじゃましない
そして、おだやかな気持ちにさせるシンプルなかたちと素材。
これが、木のままごと道具なのです。
想像がわいてくる。イメージが膨らむ。
ままごと道具の不思議な力。魅力です。
うそっこ(想像力)で、器の中になんでも盛りつけることができるのです
いい香りの、白いごはん。
湯気かでていておいしそう。
お皿には、ハンバーグ。
甘く煮た、にんじんも添えましょう。
おかえりなさい。
今日は寒いから、甘酒で体を温めましょう。
どうぞ。
なんて。
物語がどんどん、無限に湧き出てきます。
これが、うそっこ、ままごとあそび。
こどもは、こうして、楽しんでいるのです。
お皿に、具を入れても楽しいです。
おはじきや、ウッドチップ、ビーズを入れて。
盛りつけて、見立ててあそびます。
「コーヒー淹れましたよ。」なんて。
寒い日々の今は、お家の日向に、ままごとするところを作ってあげて、
春になったら、
庭や、ベランダに。
ゴザなど敷いてままごとあそび。
写真は、ルーツフェス森の中のままごとコーナー
小さな、シンプルな、木のままごと道具が生むおだやかなままごとの時間。
ゴザの上に、ままごとテーブルと、いくつかの木の器。
すてきなあそびの空間を作ってあげてはいかがでしょう。
木の器は、小さくて具が少しだけしか入らないと思われがちですが
ままごと道具としての魅力は、入らないから、想像・空想力をで楽しむということです。
木が持つ、
木を手の中に持つと心がおだやかになる、落ち着く、
ゆっくりとままごと遊びを楽しむことができる木のままごと道具です。
木を握って脳波を測るととてもきれいなカーブを描く脳波がでるそうです。
そんな深い体が求める健康的な良さもあるのです。
小さなこどもが、家庭や、生活を表現して楽しむままごとあそび。
女の子でも、おとこの子でも関係なく
情操教育として、こどもにとって大切なのです。
『ままごと道具の木の器』について考えてみました。
プラスティックの具が沢山盛ることのできるお皿もままごと道具にはあります。
機会をつくり、プラステックのお皿のことも考えてお伝えできるといいです。
どちらが、いいとは言えません。
それぞれご家庭の好みが大切です。
☆次のmomoプチ講座は、赤ちゃんのためのあそび『モビール』を予定しています。
読んでいいただきまして、ありがとうございました。
写真・文 MOMO店長 もぎしづこ
オンラインショップでも、ままごとの木の器が登場しました。
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