2012-10-15
ベルリン1日目-ベルリン動物園とバウハウスとモバイルハウス-
ベルリン1日目はドイツに行きたかった目的の場所にとにかく行きました。
すでにかっこいこの看板はもちろんバウハウス!
とてもすてきな1日になりました。
●10:00- ベルリン動物園
まずさいしょに向かったのはベルリン動物園。
2回目です、新しい場所に行けばいいのに・・・懲りずにまた行きました大好きなベルリン動物園です。
アリクイです。
子どもたちはこんな乗り物に乗ってます。
ふてぶてしく乗ってる彼、直前にはお母さんに怒られてました。なのにこの態度!さすがです。
ベルリン動物園は大人だけで来る人も多いです。
だからこんな風景も。
●15:00- バウハウス資料館
だいぶベルリン動物園でのんびりしすぎたので急いでバウハウス資料館へ。
バウハウスの建築の中でバウハウスの資料が見られます。
塔も立ってます。
中は撮影禁止ですが、バウハウス建築の模型がもうめちゃくちゃかっこいい!!
特にThe Red Cubeにとても感動した私です。
●18:30- BERLINER FESTSPIELE
バウスハウス資料館を出ててくてく歩くこと30分(遠かった・・・雨も降ってるし・・・)。
演劇や公演の会場になる複合施設にやってきました。
目的は坂口恭平さんの展示だったのですが、この日はダンスカンパニー”ROSAS”の公演日でした。
だめもとでキャンセル待ちをしてみました。
キャンセル待ちを待つ間、たくさんの人たちが劇場にやってきます。
それも中学生くらいからよぼよぼのおばあちゃんまで!しかもみんなすごい熱気です!
ロビーのバー(しかもすごく立派)でお酒を飲んでごはんを食べてたくさんの人が開演を待っています、1時間以上前なのに!
ROSASです、コンテンポラリーダンスです、日本では絶対にこんなことありません!
実際、彩の国芸術劇場で観たとき、あんまり人来てなかったし、難しい顔した大人ばかりでした。
開演が近づくとますます人でいっぱいになって、みんなの熱気に包まれて私はすっかり感動していました。
ベルリンの劇場、観客、すごい。
結局チケットは買えませんでした。
こわいおじさんに”Too late!No,Ticket!”と言われました。
人々の熱気が伝染したのと、おじさんのこわさのショックで雨が降る中しょんぼりと外にでました。
そこには、そういえば、坂口恭平さんのモバイルハウスが建っていました。
中の展示は見たけど、こっちにはまだ入っていません。
入ってみることにしました。
▽坂口恭平さんのモバイルハウス
入り口には「お静かに」の文字。
ドアをあけると、なんと、床にマットレスが何個も置かれ、既に寝ている人たちがいます。
そしてその中央にはグランドピアノがあります!
まったくよくわからないのでとりあえず私も寝てみました。
雨の音が聞こえます。静かです。
ああ、こういう展示なのかなあと思いました。(現代アートあるある)
しばらく禅のような状況を楽しんでいると一人机に座っている男の人がごはんを食べています。
急に横になったりもし始めました。
ああ、こういう展示なのかなあと思いました。(現代アートあるある)
壁にはよく見るとたくさん何か書かれています。
設計の何かかな?と思っていると、
その男の人が鉛筆を持って壁に文字を書きました。
そしてピアノを弾き始めました。
何曲も何曲もピアノを弾き続けます。
曲が変わるたびに壁に文字を書いていきます。
これは曲名だったんです。壁いっぱいに書かれた文字は彼がこの空間でピアノを弾き続けていることを意味しています。
私は横になったままときどきうとうとしながらピアノを聴きました。
雨の音とエリック・サティとジョン・ケージの音楽とモバイルハウス。
すごく不思議な時間でした。
2時間半以上そうしていました。
彼はずっとピアノを弾き続けていましたが、わたしは劇場に戻ってみることにしました。
もう11時になります。
公演は8時から、10時には終わっているはずです。
でもまだ劇場のロビーが人でいっぱいでした。
いっぱいの人が熱を持って話をしていました。
感動しておもわず私もビールを頼みました、500ミリリットルのビールが出てきました。
こんなにたくさん普段は飲めません。でも、一気のようなスピードで飲めてしまいました。
おいしいビール。
本当に奇跡みたいな夜でした。
次の日の夜、スーパーで同じビールを買ってみました、同じおいしさを味わいたくて。
でもコップ1杯しか飲めませんでした。
あの奇跡みたいなおいしいビールを今度は終演後に飲んでみたいと思いました。
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