2012-02-11
パパのドイツ日記・7日目 Troxler-Haus前編
社長のドイツ滞在も終わりが近づいてきました!
今日はヴッパタールの『トロクスラーハウス』を見学させていただいたそうで、
ここがとってもすごい所だったので2回に分けて更新します。前編です。
まずは朝ご飯の写真から。
ホテルのバイキングでしょうか。毎日こんな美味しそうな朝ご飯を食べていた社長。
日本に帰国したらドイツの朝ご飯が恋しくなることは間違いないでしょう。
今日はデュッセルドルフからヴッパタールへ。
ヴッパタールといえば!ヴッパタール舞踏団!
もうすぐ公開される『ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』が撮影された街です。
この動画の再生される前の写真、びっくりしますね。
でもこの赤いドレスの女の人は群馬県高崎市出身なんですよ。
そして後ろに隠れている男の人も高崎に来たことがあるんです。
意外なところでヴッパタールと高崎市のつながりです。
さて、話しが(私の趣味の方に)脱線しましたが、
ヴッパタールでの目的地はこちら。
すてきな旗がはためく『トロクスラーハウス』です。
トロクスラーハウス(公式サイト)は、シュタイナーの考えに基づいた施設で、
障がい者の方とマイスターが共に楽器や食品、文房具などの製品をつくっています。
入り口の扉もこんなにすてき!
トロクスラーハウスには製品をつくる10個の工房があります。
今回たびの皆さんは5個の工房を見学させていただいたようです。
まずは『練習帳』の工房です。
その名の通り、ノートなどの紙製品をつくっています。
たくさんのノート!
ここで作られた製品はドイツのシュタイナー学校で使われるそうです。
ん?何か説明されています。なんでしょうか?
でも何か大切なことなんでしょうか?
色の紙もあります。
鮮やかですね〜。
こんなにかわいい時計が!!
真似したいなあ〜
すてきな暦です。
『金曜日』と書かれているので、曜日ごとにめくるのでしょうか?
色の紙もこんなにたくさん。
続いては『木工品』の工房です。
この形、なにになるのでしょうか?
切りぬかれてこんな形に。
これは弦を張られ、ハープになるものです。
ここで作られたハープはCHOROI(コロイ)社のハープとして世界に出荷されます。
コロイ社はヨーロッパの各地の工房と契約して楽器をつくっています。
コロイ社は「新しい音が障がいを持った人々の身体に作用して、本来の身体の機能が戻ってくるような楽器をつくりたい」という創業者夫妻の思いからはじまりました。
楽器の制作だけでなく、楽器の製作を通して障がい者の雇用を生み出すことも目的とし、現在世界7ヶ国12カ所にコロイの楽器をつくっている工房があります。
トロクスラーハウスもその工房のひとつなのです。
コロイ社の製品以外の木工品も制作しています。
こんなすてきな棚も!
こんなインテリアもすてきだなあ〜と思いきや、
この椅子もトロクスラーハウスで作っている製品なのです。
“Arthana”というブランドだそうです。
熱心に説明してくださっているこちらの女性は、今回こちらで通訳をしてくださった原田さんです。
現在デュッセルドルフの大学で学ばれているそう。
通訳、ありがとうございます!
朝の休憩のクッキーをいただいたそうです。
おいしそう。
パンを作っている工房もあるので、そこの方が焼いてくださったものかもしれませんね。
こちらの工房は『革製品』。
たくさんの種類の革!
あ!このキーホルダー!
わたしも持ってます!
使い込むほど味がでて、ほんとうに良いものなんです。
私たちが使っていたものは、ここから生まれていたんですね。
前編はここまで。
後半に続きます。
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